芦谷山〜野坂岳縦走      平成26年3月16日


 一週間前の天候は荒れ狂う真冬の天候であったが、今日は春うららかな陽気 いったい、あの時は何だっただろと・・・悪夢を見ていたようだ。
 雪解けを待って、美浜周辺の山脈の散策を計画した。野坂岳の登山口に車をデポして、関峠に集合した。美浜町と敦賀市の境を歩き野坂岳へと歩くロングコースに挑みます。関峠からJR小浜線を横断して尾根をトラバースしながら市町境に向かう。周辺は藪もなく鉄塔巡視路に従い境尾根へとすんなり歩けた。しかし、巡視路と別れ古道の峠道があるものの、萱尾山(539.9m)付近まで登ってくると人が歩かぬ荒れた道、気になるイバラを避けながら歩く、そして芦谷山に近づくにつれ昨年の矢筈山までではないが藪も深くなり歩きにくくなってきた。それでも低木をかき分け、身体についたダニを払いながら芦谷山に着いた。
 敦賀市内から見る野坂岳は敦賀富士と称されていますが裏側の芦谷山から見る野坂岳は雄大に見え、新たな野坂岳を発見したような木がした。登山者があまり歩かぬ、藪の中からの眺めは全て新鮮に見えます。芦谷山を越えて1時間程歩きP774付近で昼食にする。この付近は敦賀市の粟野付近に流れる井口川の源流です。歩いた道中には所々に先人の古い目印だけで静かな山域、個人的には、此のムードは大歓迎です。

 
      
         藪こぎ中です                       芦谷山より野坂岳を眺める

 予報によるとPM3時頃に雨マーク、ランチタイムも短めにして、野坂岳を目指して出発、一旦、P744まで登り、そして約70m程下る、此処から野坂尾根に登るのは今日一番の急登で高度差200m程、急登は雪で覆われているので、滑りやすく、辺りの木々に捉まりながら登る、野坂尾根迄、奮闘すること1時間30分程要した。平らな尾根をしばらく歩くと山集落からの登山道と交差する、此処からは登山者のトレースで山頂へと楽に歩けた。山頂に着き、記念写真、関峠から6時間かけて登っただけに、今日は格別の野坂岳になりました。登頂時間はPM2時、この時間には賑わった山頂も登山者は全て下山して、静かな山頂でした

      
         芦谷山直下の広場


      
                                                        静かな野坂岳山頂                               

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