白山・白山釈迦岳縦走  平成20年7月12日〜13日

昨年の白山登山が台風で中止になり、昨年のプランで今年も白山に登ることにした。心配した天候も問題なし 早朝、美浜役場を出発した。今回はマイクロバスを利用しての山行、バスの中は山談義で賑わいだ「ワイワイ^ガヤガヤ(~o~)」 
 別当出合に着き、早速 身支度を整える、運転手さんはこれより、トンボ帰りです。明日再び迎えに来るという段取りだ 運転手さん大変ご苦労様です。宜しくお願いいたしますm(_ _)m
 今回のコースは急登の観光新道と砂防新道に分かれての山行、観光新道には4名、砂防新道は11名 黒ボコ岩で合流する計画で出発した。「観光新道の殿が池避難小屋からのお花畑は見事でしょうね」。そんな事を呟きながら砂防道を歩く者、幾度か休憩を重ねて、甚之助小屋に着く、観光新道を歩く仲間に連絡すると もうすぐ殿が池に着くとの返信、予定通りだ。甚之助小屋で十分休憩して出発、過去に白山山行で此より先で足を痛めたMちゃん、未だにトラウマになってるらしい(-_-;) あれから6年経つ、今回は何の問題なく歩くことが出来た(^_^)v この付近に来るとキヌガサソウ。ミヤマキンバイ、シナノキンバイ、サンカヨウ等沢山の花達に気をとられ疲れを忘れさせてくれる。
 12曲がり終盤になると黒ボコ岩が見えてきた、あと少しの所が辛い登りである 先が見えてるだけに余計辛くなる 黒ボコ岩に着き振り返るとE子さんかなり苦しそうに歩いている。観光新道組はまだ登って来てないようだ、山頂はガスも引け綺麗に見える、お天気様々だ 双方、合流して長時間の休憩、辺りの眺めながら疲れを癒す。
 この後、弥陀ヶ原の木道を歩き、五葉坂、室堂へと向かうが、五葉坂はあまり好きではない、疲れ切った身体を追い打ちにかけるように更に疲れさせてくれる嫌な登りだ(;_;) 室堂に着くと皆さん笑顔が出てきた。でも 2名さん疲労度70%位か 山荘に荷物を置き、山頂に目指す、しかし Fさんは日帰りでこれより北アルプスの燕岳に向かうそうです。出発より室堂まで後方より支援、遅れて来る仲間の後ろに立ち励ましてくれた 有り難うございます。 Fさん気をつけてや〜と言って下っていきました。
 宿泊場所にザックを置き山頂へと登る姿は皆さん元気なもんだ、私は明日の釈迦岳コースの最終チェック室堂センターの方から説明を聞く、大汝峰付近と御手洗鉢から先の尾根に大きな雪渓を気を付けてくださいとの事、よしこれでビールが飲める、高いビールだが何とも言えないうまさ(^_^)v 山頂に登った皆が帰ってくる頃、早速宴会準備、ツマミは急な用事で行けなくなったKちゃんの差し入れです。美味しかったが此処まで持ち運ぶのに重たかった。でも 有り難く頂きました。楽しい宴会後、夕済ませ、綺麗な夕日を浴びる、楽しい時間はすぐ経つ、後半の山行に備えるため、又、御来光の楽しみもあるので早めの就寝、中には朝まで眠られなかった者も居たそうな こりゃ長丁場、堪えるで
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            白山御前ヶ峰登山口                 白山釈迦岳

 夜中、3時頃に目が覚めると辺りが少しザワメキが出てきた、御来光準備で段々と多くの足音が耳につきだす。私たちも準備して外に出るが私を含め5名のようだ皆さん釈迦岳の長丁場に備えて登らないそうです。
 真っ暗闇の登山道、中腹まで来て振り返ると後から登る他の登山者のライトの行列、神秘的で綺麗に見えました。ソロソロ、太陽が北アルプスの薬師岳方向から昇り出す頃、宮司さんから山の説明、白山伝説由来の講釈を聞いている内に少しずつ御来光が昇ってきた。その時、北方向からもの凄いガスが押し寄せて来て・・・・・御来光を覆い尽くす、一瞬 皆さん絶句・・・しかしなんと間が悪いだろう・・・ムカツクネ しかし太陽が昇り切った瞬間 ガスの切れ目からハッキリと御来光を拝むことが出来た、恒例のバンザ〜イ 三唱が行われた。後の行程もあり早々の下山、朝食を済ませる
 下りは釈迦新道を通り市ノ瀬に下山、かなりの長丁場 約16Kmの歩行距離、参加した者みんな頑張れとしか言いようのない距離だ(^_^;) 6時30分の出発、雪渓の中ひたすら歩くその中嫌なガスが立ちこめ歩く方向を遮る、大汝峰付近の雪渓で道を失いそうになるが何とか探した、視界距離10m程、全員前に歩く者から離れないように指示、何とか雪渓から脱出する事が出来た。御手洗蜂の先の雪渓を慎重にトラバースして危険水域脱出、後は長い下りの登山道、この時期 花の街道と言っても過言でないゆったりとした釈迦新道デジカメのシャッターを押しながら下って行く、湯ノ谷乗越で休憩、この付近の湿地帯には水芭蕉がある今では巨大化していて面影がない、標高差200mの登り返しを登り切るとようやく釈迦岳に麓に着く、5分程で山頂、藪の中を元気のある者だけ登頂、デジカメに収めた、この後、前釈迦峰で昼食、昨日登った観光新道や別山がはっきり見えた。空を見ると天候もいつの間にか下り坂、早々に後片付け、下山する事にした。
 真っ白な雲が一面に、ポツポツと来る雨が急に大降りになる。急いで雨具を着用して歩くが5分も経たずに降り止む、暫く歩くがその後降る様子もなく、あまりも暑いので脱ぐ事にした 冷やかしの雨もいい加減にしてほしいもんだ(=_=) 先程まであった黄色や白の高山植物もめっきり少なくなりヒトリシズカだけがひっそりと?!!・・・群生なして賑やかに咲いていた(^O^) 此処まで歩くと長い登山道にうんざりしてくる下山口間近で足を痛がる者も出てきたが何とか皆さん頑張って長い林道を歩くことが出来た。この後、迎えのバスで温泉へと向かう。温泉で山旅の疲れを癒し帰りの途に着く
 二日間に渡り長時間歩きました。是非自分の足を褒めてやってください。次回歩くときはきっと逞しく歩くことが出来るでしょう