針ノ木岳        平成25年9月7日   

 早朝6時30分過ぎ前泊した宿を出発、8時前に駐車場で準備して登山口へと向かう。今日の天気は晴であるが明日は曇りのち雨、残念ですが、少しだけ期待をもって登山口を出発する。緩やかな登山道、しかし風がないので蒸し暑い、大沢小屋に着く、あまりの静けさ、期間は7月から9月中旬と聞いていたが連休を前にして閉まっていた。緩やかな道も此処まで段々と急登になってきた。沢を渡りいよいよ雪渓に差し掛かりアイゼンかと思ったが50m程登ると雪渓から外れ左側の斜面に造られた登山道をこまめにアップダウンしながら登る、雪渓をアイゼンを装着して登るより、かなり疲れる雪渓も9月中旬になると崩壊するので通行禁止になるようだ、左斜面より右の斜面へと雪渓を横断、右斜面の歩きは左側に比べて更に厳しい、疲労も高まる頃、雪渓終点になり昼食にした。此処から針ノ木峠までは急登が続く、アルプス初挑戦のHさんはバテ気味、小休止を重ねながら進む、登山道脇にはベニバナイチゴやブルーベリー等、自然の恵みに助けられ、小屋に着いた。
 針ノ木小屋の宿泊手続きを済ませて今日は針ノ木岳に登ることにした。生憎ガスで展望は良くないが時折、雲の切れ目から蓮華岳や周辺の山が綺麗に見えた、小屋から1時間程で山頂に登る事が出来るが、早朝より針ノ木峠まで歩き 疲れ切った身体には辛いものである。そして初挑戦のHさんも無事に登頂しました。山頂の三角点でビールで乾杯、廻し飲みをしました。暫く待てばガスも引き展望も期待できると思ったが、いっこうに展望が開けないので小屋に下山する事にした。明日の天候を考えると 今日中に蓮華岳に登ると良いのだが 無理をしないように 明日の天候を期待して今日は小屋で楽しむことにした。
 夜中に目が覚めると雨が降る音、まったく朝から嫌な音である。早朝 外に出てみると小雨ながらも降っている。朝食中にテレビでの天気予報をみて今日一日は雨マークちょっと残念、今日は蓮華岳に登らず扇沢に向かって下山する事にした。



      

     

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