金草岳         平成23年10月16日

 雨が降ると冠峠迄の林道が通行止めになる事が多い、過去に二回程、計画したが土砂崩れで中止したことがある。今回も9月の台風の影響で通行止めになっていたが10月1日に開通になり、予定通り行うことができた。もし通行止めの場合は檜尾登山道を利用する事にしていた。
 早朝、美浜を出発し、池田町より冠峠に向かう。何度来ても嫌なのは、国道417号に昇格されていない冠峠までの区間、眺めは良いものの、絶壁の山肌を縫うように細い林道が造られているので、ついついマイナス思考で考えてしまう。冠峠に着くと辺りには数台の車が並んでいた。
 登山準備して出発する頃になると北方面から厚い雲が押し寄せ、ポツリと冷たい物が落ちてきた。(=_=)空を見上げて嫌な気分になるが通り雨と信じて出発する。急勾配の斜面をトラバースしていくと高低差150m以上あろうか一挙に下りに転じる。帰りのことを考えると気分的に疲れそうである。目的の金草岳の山頂は雲に覆われ彼方遠くに感じる。


          

 檜尾峠分岐で休憩、先程まで降りそうであったが持ち直して所々青空が出てきた。日差しを浴びたドウダンやナナカマド等が赤く染まり、よりいっそう引き立って見える。布滝の頭から見えた、この先の草原に行って見れば背丈以上ある笹原、辺りの景観は何も見えないほどである。緩やかな登山道をルンルン気分で歩く、そして白倉岳 急登の心臓破りである金草岳は此処を下りその先の峰である。「此処が金草岳の山頂と思ったら、その先であった。こんな場合の疲れは倍増する。」と経験者が語る(^_^;) 白倉岳を下って登り返すと山頂である。先に歩いている先客がザックを降ろし座り込むのが下から見えた。もう目の前である。先頭順に山頂に着く、8畳程の山頂広場には既に10名程が陣取っていたが詰めて頂き我々16名も座ることが出来た。
 山頂で昼食、辺りはドンヨリした天候で景観が余り良くないが満員御礼の金草岳で他のパーティーと交流楽しいひとときであった。岐阜方面から来られた方から「何処から来られた?」返答に「福井県の美浜、敦賀から」と返答と「原発のある町か?」と あれ以来、原発は流行語のようだ(^_^;)
 月、一度の山行を繰り返す度、参加者も多くなり、今回も予定した時間を大幅にクリアして早く山頂に着き、ゆとりのある山行でした。下山時最後の登り返しも問題なく登り冠峠に着き、達成感に満ちあふれました。冠峠には朝よりも沢山の車が駐車してあった。これらの方達、殆どが冠岳に向かっようだ。さすが300名山である

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