雲谷山     平成27年2月15日

久々の雪の雲谷山、今回は雪上訓練、悪天候でも決行しようと思っていました。当日の天候は朝から薄暗く、その内に降ってくるなと思いながら新庄に向かった。先ずは、駐車するスペースを場所を確保とスコップで汗を流した。此処から登山口まで無雪期なら車で5分も掛からないが、カンジキを装着して20分歩いた。おまけに獣よけフェンスの扉も雪に埋まり除雪して登山口を出発した。出発して15分程で冷たい霙がパラパラ、足下の湿った雪を踏みしめて全員参加のラッセルで山頂を目指しました

   

 山腹まで登って来ると風も強くなり真っ白なガスが立ちはだかり電波反射板が、まだ見えず目の前に来て、ボンヤリと見えてきました。反射板から少し登ると山陰で風も収まりブナ林の中に入る、屏風滝コース分岐より少し歩くと夏道の緩やかな方向と別れ、稜線に向かって急登を直登すし登り切れば後は緩やかな稜線歩き、久しぶりの冬の雲谷山は見覚えのある山容も雪化粧で別世界でした。山頂からは真っ白いガスで眺望は出来ません。そして風も強く、寒さも含め気分的に長くはいられない、木の陰に入り風を避けランチタイムにした。午後より天候が良くなるはずが・・・冷たい雨が風とともに容赦なく吹き付けられ、早々に昼食を終え、下山することにした。

   

 下山して、電波反射板まで下ってくると雨、風ともに収まり視界も良くなってきました。赤坂山方面や野坂岳も眺めることも出来ました。又、登る時には、風を避けるように歩いて居たので冬の獲物(カンタケ)を見落として居たが風もなく静かになった雪道では見逃すこともなく、キッチリと仕留めました。今日の天候は荒天と見なし不参加になった方もありますが、雪山の楽しさと厳しさを経験できる唯一の山行です。又、冬山での遭難事故にならない訓練と日頃の危機管理に役立ちます。冬のこの時期はコタツの中と決めている方々、次年度の冬山山行には是非、参加してください。

                              
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