庄部谷山      平成25年11月24日

 早朝5時自宅を出発、まだ夜が明けぬ、真夜中の朝、車を敦賀市山集落の登山口で車をデポして仲間の待つ美浜町の新庄に車を走らせた。今日は小浜山の会と交流登山である、総勢12名で県道脇の広場に車を駐車し6時30分新庄浅ヶ瀬の鉄塔巡視路を利用して登山開始する。出発直後の谷筋での巡視路は台風18号の影響で階段は崩壊していて依然と比べてかなり歩きにくくなっていた。トラバースして尾根へと向かう、標高の高い所では紅葉も終わっているが標高の低いこの付近の紅葉は、まだまだ見所である。

      

 歩きやすい巡視路も時には、行く手を阻む難所もあります。以前は安全にわたれた橋も、大水で折れ曲がって渡れず難所となったり、10m程の谷を備え付きのロープで下ったりして、スリルも味わえるが、苦手な登山者には恐怖となる。谷底まで下るのに猿のように身軽にすいすいと下る者もあれば、恐る 々と下る者もいた。何れにしても全員無事下ることが出来た。

      

切り開かれた眺めの良い鉄塔巡視路も此処まで、この後はブナ林の尾根歩き、7年程前に歩いた時は笹藪で歩き辛かったが、今は笹も枯れてなくなり、歩きやすいが登山道はないため、ルートが分かり難い、先人の付け残した目印も所々にあるが、やはり地図とコンパスが必要となる。ブナ林の中、落ち葉のジュウタン、気持ちの良い尾根を歩き庄部谷山へと歩きました。

      

庄部谷山で休息後、野坂岳南尾根へと向かうこの先の縦走は今日の参加者は誰も歩いていない未踏の区間である、地図上の地形では緩やかな尾根であるが、藪の中だろうか?・・・不安と期待の冒険心で計画した山行である。庄部谷山までは沢山の目印があったが、この先は僅かにあるだけ、ピーク毎に地図を見ながら方向を確かめて歩く、心配した大きな藪もなく所用時間1時間30分程で野坂南尾根についた。その間のブナ林の尾根は、何とも言えぬ素晴らしさに感動しました。美浜町にもこんなに凄い 所があったのだなとあらためて、感心した。

     

 久々に見慣れた野坂南尾根を予定の時間に無事着きランチタイムとなった。この後は何度も歩いている野坂南尾根、幾つかのピークを乗り越え野坂岳方面に向かって緩やかな尾根歩き、時にはこの時期の*****自然の恵みを頂き、ニンマリ〜(^_^)v  山集落への分岐に着き、此処を下れば1時間ほどで下山が出来る。久々に歩いた庄部谷山までのルート、そして初めて歩いた庄部谷山から野坂南尾根の縦走は、いつまでも思い出に残ると思います。山集落の登山口に下山、早朝より歩いた時間は8時間も要したが全員疲れた様子もなく、最高の笑顔でした。   
     
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