砥石山   平成25年10月20日

県民登山大会に便乗して、月例山行を計画した。前日の天気予報では明日は雨との事、雨の中の登山は気乗りしない、中止のTELを待ったが中止連絡なし、観念して参加することにした。早朝4時30分夜明け前に一乗谷の集合場所に向かって出発した。現地に着く、車から降りるなり雨具を着て大会前の挨拶に注目した。雨天で不参加された登山者も多いと聞くがそれでも総勢100名位、3斑に別れて出発した。
 送迎のバスを下り、一乗滝付近より林道歩き、昭和30年代に切り出された砥石鉱山で福井山岳会 会長の増永氏の当時の説明を聞き、砥山へと向かった。登山道は本日の雨で泥濘、急登では滑って、ヨツンバイになって歩く者もいた。送電線鉄塔からは稜線となり、緩やかな登山道になって歩きやすくなってきた。砥山に着く、登山道が無ければ何処に三角点があるのか分からないほど平らな所にあった。三角点にタッチして城山に向かう、金谷峠までの道程は急下りではないがロープが張られていて泥濘の下りには助かった。金谷峠で長めの休憩する。朝から降り続く雨に身体も冷え込み寒くなってきた。城山まで1時間程、リーダを先頭に歩き出した。緩やかなアップダウンしながら城山に着きランチタイムとなる。昼食後には増永氏より三峰城の講釈もあり耳をかたむけた。
 講釈も終わり下山開始、緩やかな遊歩道が整備されて追分地蔵まではスムーズに下れる追分地蔵からは、さほどの急下りでないが、雨水の含んだ、ドロドロの泥濘、参加者の中には高校生のグループもいた、歩き慣れぬ足取りで下り、泥濘の中で何度も滑り転ぶ、「キャッ・キャー」と賑やかな悲鳴が響いていた。やっと泥濘を脱出し歩きやすい道でた。暫く下ると鹿俣町の水道施設が見えてきた。朝から降りっぱなしの雨にウンザリしていたが、此も登山の思い出、心にのこる山行になった
 

  

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