銚子ヶ岳  平成22年9月19日

暑さも寒さも彼岸まで・・・・言葉通り、彼岸前にして少し涼しくなったが、それでも車中はエアコンを入れながら早朝5時半に美浜を出発し途中で参加者と合流、待っていた会員が、なにやらワイワイガヤガヤと登山前を逸脱した雰囲気、この出来事は後に話すことにしょう。(^_^)v ・・
 石徹白登山口のある駐車場着き登山準備する。好天気もあって登山者の車が沢山、並んでいた。中には三の峰ピストンや加賀禅定道を縦走する登山者もいた。登山口を出発、長い石段420段を登り切ると石徹白大杉のある広場に着く、樹齢1800年、幹廻り14m 見事な巨木である。その大杉の前で記念写真を撮り銚子ヶ峰に向かう。

   
 
 

 この登山道は距離があるが意外と楽である。急登をハァ〜ハァーと息を荒げながら登ると平坦な道にでる、こんな繰り返しの登山道である、その中でも「おたけり坂」が一番の急登である。その、おたけり坂に差しかかる。月に一度の月例山行であるが、それぞれ個人山行で鍛えられているのか、おたけり坂の急登を問題なく登り切る。そして緩やかな道をルンルン歩き、予定通りに神鳩ノ宮避難小屋に着いた。此処で長めの休息を取る事にした。小屋の裏から見える母御石の上に人が立っているのが見えた銚子ヶ峰は更に その奧にある。山頂着は12時頃になるだろう。此処で最高級のオニギリを 1個食べる。「美味〜い  !(^^)!」元気が出たぞとばかりに小屋を出発する。
 山頂まで後、1時間程、緩やかな登山道をみちなりに歩くと樹林帯を脱けだす、道端には沢山のオヤマリンドウが、咲いている。この季節、花の少ない時期に鮮やかな紫色が何故か疲れを癒してくれる。緩やかな道から段々と急登になってくる、右手方向の彼方に別山が見えてきた。暫く歩くと伝説の石、母御石に着き登頂前、最後の休憩をする。失礼ながら母御石の頭に登り歩いてきた方向を眺める。遠くに見える街並み石徹白地区、先程迄休憩していた避難小屋も随分遠くに見える。さてと、銚子ヶ峰山頂まではもう少しだ頑張ろう。綺麗なチシマササに囲まれた登山道は山頂まで続き・・!(^^)!最高の気分で山頂に着いた.

         

 
 この陽気、山頂には沢山の登山者でいっぱい、8名の座れる場所を確保するのに手間取るくらい。この時間からは三の峰方向に歩く者も居ないだろうと、失礼ながら登山道の一角にかたまった。さて今日のメニューは、秋の味覚の王様マツタケ、しかもMADE IN JAPANである、ムツゴロウさんが沢山取ってきてくれました。今年は夏の猛暑と雨が少ないので不作と聞いていたが「有るところには有るもんだな〜!!」と感心する。早速、一人一本の焼きマツタケである、贅沢な食べ方である。それとanegoさんが前日の夜に拵えてくれたマツタケ入りの最高のオニギリで昼食を楽しんだ。他の登山者には匂いだけで迷惑をしているだろうか、申し訳ありません。m(_ _)m 時間が経つのも早い、アッと言う間の一時間でした。
 山頂から眺める別山、三の峰は雄大である。5年前に亡くなった副会長のムーミンと三の峰まで歩いたことがある。避難小屋に着く頃はヘロヘロバテバテであった、あの時に歩いた懐かしい思いでのある登山道、回想しながら眺めていました。
 下山途中、先程まで快晴であった空も雲が張り出し、怪しげな空模様、避難小屋付近まで下るとポツポツと雨が降ってきた。でも雨具を着るほどではなかった。奧美濃の山頂で思いもよらぬマツタケパーティを楽しむ事が出来ました。ムツゴロウさん有り難うございました。 


            


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